オンもオフも!! 働く女性のためのトレンドを発信
TOP > 「万引き家族」で共演・安藤サクラ&松岡茉優にとっての“家族”とは?

「万引き家族」で共演・安藤サクラ&松岡茉優にとっての“家族”とは?

犯罪でしかつながれなかった家族の姿を描いた映画『万引き家族』で、柴田治(リリー・フランキーさん)の妻・信代を演じた安藤サクラさん、信代の妹・亜紀役の松岡茉優さんのインタビュー後編をお送りします。

前編では、9年ぶりの共演について、また残念ながらカットされてしまったという場面のエピソードについて、お話いただきました。

☆前編はこちら

後編のインタビューでは、初めての取り組みとなった是枝裕和監督との現場の思い出や、“家族”について、お応えいただきました。

Q:初めて是枝監督とお仕事をされた感想も、ぜひお伺いしたいです。

松岡茉優(以下、松岡):もう大好きです。私は「是枝さんの作品にいつか出たい」と思っていました。出演することが目標だし、夢だったので、こういう機会をいただけてすごくうれしかったです。何より、今思えば、このキャストの皆さんとご一緒できたこと、一時でも家族になれたことが、とても幸せな体験でした。

ただ、わからないんですけど……できあがった作品を観て、「是枝監督は、あのとき本当はどう思っていたんだろう?」と、いろいろ思い返しました。知らなくてもいいと思うんですけど。

安藤サクラ(以下、安藤):今、松岡さんの言ったことが、すごくわかるというか。是枝監督はすごく優しいし、すごく思いやりがあるし、人を思うことがあれだけできるからこそ、こういう作品ができるんだなと思う反面、実際に本音を知ったらそこにすごく怖さを感じると言うか……。

それから、是枝監督はやっぱり、現場で、自分たちがすごく呼吸がしやすい空気を作ってくださるので、すごいなと思っていました。セットの外と、カメラの前とで、全然空間が変化しないというか。呼吸しやすく、その場所にいられるころ、そういう現場作りが貴重でした。

松岡:今回、ロケだけではなく、セットの中にも家を作るという撮り方をしていたんです。本当に「ロケで見ていたあの景色をそのまま」といった感じでした。今スタジオに入ってきたはずなのに、「あそこだ」と思うぐらい精巧なセットと、小道具の配置の再現率で、セットにいる感覚があまりなかったんです。そうした部分でも、全員が、この作品を素敵なものにしようという思いが溢れているように思いました。

Q:今回“家族”を演じられました。家族には何が一番大切だと実感されましたか?

安藤:家族……家族ね。私、以前この質問にすごくパーフェクトな返事をしたことがある気がするのに、何も思い出せません(笑)。

松岡:(笑)。では……私からいいですか?

安藤:どうぞ、どうぞ!

松岡:私自身は妹がいるんですが、妹の存在は最近すごく大きく感じています。小さいときはずっとひとりっ子に憧れていたんですけど、最近になって、妹がいるありがたみをやっと感じられるようになりました。妹も大学生になって、いろいろな話をしてくれるようになったこともあって、子供同士ではなく、やっと大人同士で話せるというか。妹とはきっと両親よりも長く一緒にいるだろうし、家族のことを一緒に話せるのはあの子だけなので、大事な存在ですね。

安藤:家族は、自分が育った家族と、自分が選んだ家族=夫と新たに子を産んで、という自分の家族と、夫が生まれて育った家族という3つの家族が近くにあります。自分の育ってきた家族は、一番やっかいで。自分が選んだ家族は、せっせせっせと自分が「今作っているんですよ」という感じなので、まだどんな形かは言えない。自分の夫の家族は、案外、一番ほっとする家族だったりします。その3つの家族を経験していく中で、人と人との距離感は面白いなあ、と思っています。(取材、文:赤山恭子、写真:You Ishii)

映画『万引き家族』は6月8日(金)より全国ロードショーです!

Recommend
検索窓を閉じる