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「ルームロンダリング」伊藤健太郎にロングインタビュー!「一歩踏み出す」大事さと重さ

映画やテレビに引っ張りだこ、6月30日(土)に21歳になったばかりの俳優・伊藤健太郎さん。

出演する映画『ルームロンダリング』では、事故物件に住み、その履歴を帳消しにするアルバイトをする八雲御子(池田エライザさん)の隣人・虹川亜樹人を演じています。

ユーレイが見える御子が、この世に未練たらたらなユーレイたちに振り回されながらも、トラブルを解決する様子をユーモラスに描いた本作。

NOSHでは、伊藤健太郎さんにインタビューを実施、演じる上で意識されたことや、作品に宿した“一歩踏み出すこと”への熱い思いを、たっぷり語っていただきました。

Q:特徴的な亜樹人のルックスは、衣装合わせで作り込んでいったんですか?

伊藤健太郎(以下、伊藤):そうですね。眼鏡も、いろいろな形のものを試して、シャツも衣装さんのこだわりで半分だけ出してとか、細かいところまでこだわってみんなで作っていきました。特に挙げるなら……、やっぱり眼鏡ですね!途中、眼鏡が吹っ飛んでいったり(笑)、カチャカチャ動かしてみたりするので、亜樹人の性格を象徴するような1個大きいアイテムだと思っています。

Q:演じる上で意識されたところも、教えていただけますか?

伊藤:亜樹人はどちらかというと、陰の部分が多いので、僕が持っている陽の部分はなるべく出さないようにしました。全力で真面目にいきたいとも思っていたので、そこはすごく意識しました。

Q:長編映画を初めて手掛けた片桐健滋監督の演出で、印象に残っていることもありますか?

伊藤:オリジナルの作品だったこともあり、亜樹人のキャラクターはどこまでも無限大に考えられると思ったんです。いくらでもできる環境の中でやらせていただくお芝居だったので、監督とはたくさんお話をしました。例えば、御子ちゃんが心を開いてくれたときに、それに亜樹人は気づいているのか、気づいていないのか、ということとかも(笑)。ふたりの関係性は見ていて心が温まるというか、「あと一歩、あと一歩」って思うところなんですよね。

Q:亜樹人は、かつて隣人を救えなかったことに後悔をしている非常に正義感の強い人間です。繊細な演技も多かった印象です。

伊藤:亜樹人は正義感があるのですが、特に映画の前半では、気持ちと行動がついてこなくて、そこはもどかしい部分でした。そんな彼が変化をしていって、少しずつ行動に出せるようになったところは、亜樹人自身が作品の中で成長して、変わっていっているんだな、いいな、と演じていても思うところでした。

Q:実際、演じられていて、伊藤さん自身が亜樹人と一緒に成長していったようなところもありましたか?

伊藤:亜樹人の持っている正義感には、すごく共感……と言うと、僕も正義感があることになってしまうんですけど(笑)、というか、わかる部分もあるんです。正義感から生まれる後悔は、僕も確かに感じたことはあったし。行動に移さないと、誰かを守ることや救うことってできないんだな、と思います。自分が一歩踏み出せるのか、踏み出せないかって、ものすごく大きいと思うんです。自分が演じていて、亜樹人からすごく学べた部分でした。

Q:「正義感」を演技で表現することは、難しいのではないですか?

伊藤:亜樹人は、普段から正義感のある行動をまったくしていなかったんですよね。(したいと)思ってはいるけど、相手には伝わっていない状況だったんです。だからこそ、逆に、1回行動に出したときに、そのひとつの動作がすごく大きく見えるところがあるので、正義感は出しやすかったかもしれないです。

Q:0から1へ、という大きさがありましたか。

伊藤:そうですね。やっぱり1から2よりも、0から1のほうが大きいこと。“はじめの一歩”って、すごく大きいし、重い。だからこそ、1歩足が出れば、次、次、と、どんどん踏み出しやすくなっていくと思うんです。その一歩踏み出す瞬間が、『ルームロンダリング』の映画ではあるので、すごくいいところだと思います。

Q:今お話されたようなことこそが、『ルームロンダリング』の魅力でしょうか?

伊藤:そうですね。あとは、人それぞれ、捉え方はあると思いますが、本当に心が温かくなる作品だと思っています。

僕、亜樹人のような性格の子は、すごく多いと思うんです。もどかしい気持ちを持っているとか、言いたいけれど言えない、とか。でも、一歩踏み出すことによって、誰かが救われると思えば、それを見て、また誰かに踏み出してもらえるかもしれない。そんないい連鎖でつながっていくと、すごくいい世の中になるんじゃないかな、と期待してしまいます。(取材、文:赤山恭子、写真:関竜太、スタイリスト:池田友紀)

インタビューは後編に続きます。

☆後編はこちら

映画『ルームロンダリング』は7月7日(土)より全国ロードショーです!

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