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山田裕貴に単独ロングインタビュー!28歳、今の想い「その一言で、世界が変わるかもしれない」

多彩な作品に出演し、注目を浴び続けている俳優・山田裕貴さん。

山田さんは、空前の大ヒットとなった2011年の台湾映画『あの頃、君を追いかけた』の日本版リメイクで、主演を務めます。

高校3年、クラスの仲間たちとのびのびとした時間を過ごしていた水島浩介(山田さん)は、学校一の優等生・早瀬真愛(齋藤飛鳥さん)と教科書の貸し借りをしたことから、自然と距離が近づき、いつしか恋に落ちていきます。

高校を卒業し、大学へ進学、ときが過ぎていくふたりの10年は、どう変化していくのでしょうか。

本作で瑞々しく浩介を演じた山田さんに、NOSHが単独ロングインタビューを実施! 取材日当日が山田さんの28回目のお誕生日だったこともあり、まずは心境からお伺いしました。

Q:9月18日、山田さんのお誕生日です。おめでとうございます!

山田裕貴(以下、山田):ありがとうございます!28歳になっちゃいました(笑)。

Q:「なっちゃった」感じなんですか?

山田:「28歳のときにはこうなっているだろうな」という自分の感覚よりかは、ちょっと遅れをとっているかな、と。

Q:山田さん的な年表があるんですか?

山田:20歳のときに漠然と、24、25、27、28、30のときには、すごいことが起きそうだなと思っている、と言っていたんです。自分の中で、勝手な予想はありました。……あ!でも、すごいこと起きていますね……!主演の映画を27歳で撮って、28歳で公開されているとか。

Q:まさに、待望の主演作『あの頃、君を追いかけた』が間もなく公開を迎えます。全国をプロモーションで回られていて、反響は肌で感じていますか?

山田:観てもらった数としては、試写会で、まだ数回なんですけど(※ 取材日時点)、評判はいいみたいです。

Q:素敵な日本版に仕上がっていました。水島浩介を、どう捉えていかれたんですか?

山田:そもそもオリジナル(台湾版)を観て、僕、すごく感動したんです。感動した要素をもっと詰め込みたくて、長谷川(康夫)監督たちと、何度か脚本についてやり取りさせてもらいました。台湾版では、浩介が「すごい人間になりたい、俺がいると、世界が少しだけ変わるような人間」と言っていたんですけど、最初の台本にはなかったので、「ぜひ言いたいです」とお願いしました。

人間は社会の中で生きていかないといけないし、この世界の中で生きていかないといけない。でも、そのルールは人が決めたもので、“常識”というところから外れると“非常識”と言われてしまいます。そういう世界を浩介は変えたいから、「すごい人間になりたい」んだろうな、と感じたんです。自由の象徴とも取れる大事な台詞は、浩介のすべてを司っていると思いました。

Q:山田さんにも通じますね

山田:そう。僕も「すごい人間になりたい」と思っていたし、今でも思っているし、「俺がいると、世界が少しだけ変わるような人間」になりたいから。高校生の頃にも、そういう思いがすごくあったりしました。

Q:本作に関して、そのほかにご提案したことはありますか?

山田:僕以外のキャストのシーンに関しても、「もうちょっと面白いシーンを足してほしいです」とか、「最後の点描のところ、もう少し増やしてほしいです」とか、「真愛(齋藤さん演じる)が思い出すシーンを増やしてほしいです」とか、いろいろお話した記憶があります。こんなにたくさん意見を伝えたのは初めてです。

Q:お伝えしやすい環境にあったからですか?

山田:もちろん、僕の希望や思いを受け入れてくださるスタッフさんだったから、というのもあります。元々、僕がまだ事務所にも所属していなくて、エキストラをやっていたときに受けたのが、長谷川監督のワークショップだったんです。そんなご縁から10年をかけて、監督と主演という形でやらせてもらえるのも、すごくうれしかったです。それと、そうやって僕が言ったら、自分のせいにできる気もしたんですね。

Q:山田さんの案を入れたことによって、作品がよくなっても、悪くなっても、ということですね。

山田:もしもダメでも「俺が言ったからダメだった」と思えるので。何も言わずそのまま作品が出来上がっていって、もし自分の納得がいっていなかったら「ほら、俺、ああやって思っていたのに」と思うだろうから。それは嫌だったんです。

Q:山田さんがリクエストを出した「真愛が思い出すシーン」でもある回想パートは、特にグッとくる場面だったかと思います。

山田:僕、台湾版を観たときにあそこで泣いたんですよ。思い出していることで泣いたから、本当にいっぱい入れて、感じさせてほしくて。

Q:本気で好きになったがゆえのすれ違いや、パラレルワールドに夢を見るくだりを、山田さんはどう受け止めましたか?

山田:めちゃくちゃわかるな、と思います。「あのとき、こうだったらな」、「こうやって言っていればよかったのかもしれない」というのもわかる……けど、僕は絶対に思いたくないですが。もしかしたら、その一言で世界が変わっているのかもしれない、とすごく思うので。

Q:恋愛だけの話ではないですよね?

山田:ではないです。本当に生きていて思います。例えば、絶対に会うはずでないだろう方に街中でお会いしたとして、勇気を出して挨拶に行ったとする。違う現場でお会いしたときに「あ、挨拶をしてくれたあの子か」と覚えていてくれたら、それは世界を変えたことになるじゃないですか。そのときに挨拶に行かなかったら「はじめまして」からのスタートだけど、覚えていてくれたことで、仕事がしやすくなるとか、コミュニケーションの取り方がちょっと変わってくると思うんです。人生の選択肢は、いっぱいあると思います。

Q:山田さんは、やらずの後悔はなさそうな方ですね。

山田:ないですね。僕はどれだけ自分が傷つこうが、嫌われ者になろうが、(言いたいことは)言うし、陰でどう言われていようが、やることはやります。そうしないと、自分のせいにできないから。人のせいにしたくないので……と思っちゃうタイプです。

Q:ある種、その引っ張っていく力みたいなものが、主演の本作において発揮された感じですか?

山田:そうじゃないですかね……!? 男子チームについては、最初に集めて「この映画は男子と女子の価値観の違いがすれ違いを生んでいく話でもあり、7人の青春物語でもある。だから、男子が女子を笑かせに行ったり、積極的にコミュニケーションを取ろうね!」と言いました。(取材、文:赤山恭子、写真:岩間辰徳)

映画『あの頃、君を追いかけた』は10月5日全国ロードショーです。

☆インタビューは後編に続きます。

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赤山恭子
エンタメライター
エンタメ雑誌編集部、映画のディストリビューターを経て、現在は主に映画&テレビ関係のインタビューや取材を担当。基本おもしろ好きなので、いろいろなところに首を突っ込んでは、ワクワクした毎日を過ごす。
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