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「PW」岩田剛典×杉咲花にインタビュー「花ちゃんじゃないと、自分も樹になれなかった」

男女問わず幅広い人気を集める、岩田剛典さん&杉咲花さん。

ふたりは、有賀リエさんによる原作『パーフェクトワールド』にて、初恋の人との再会とその後の恋もようを描いた映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』で初共演を果たしました。

インテリアデザイン会社に勤める川奈つぐみ(杉咲さん)は、思いがけず、設計事務所との飲み会で、高校の先輩であり初恋相手・鮎川樹(岩田さん)と再会します。

事故で車イスに乗る障がい者になっていた樹でしたが、昔と変わらないまっすぐな彼にどんどん惹かれていくつぐみは、恋する想いが止められなくなるのです。

NOSHでは、岩田さん&杉咲さんにインタビューを実施、劇中の雰囲気そのままのような、和やかでやわからなムード漂うふたりの様子を、お届けします!

Q:本作にて初共演となりました。お会いする前、会ったときの印象を教えていただけますか?

岩田剛典(以下、岩田):取材で結構話をしてきたので、お互いの印象をしゃべるの、そろそろ恥ずかしいね(笑)?

杉咲花(以下、杉咲):そうですね(笑)。お会いする前は、ドラマなどを拝見することもありましたが、やっぱり踊っている力強いイメージが一番大きかったです。現場では、細かな気配りをされている印象です。

岩田:花ちゃんに会う前は、テレビ、CM、映画と、たくさん見る機会があったので、すごく正統派の、清潔感のある女優さんという印象でした。お会いしてからは、とてもかわいらしい声をしているな、とホン読みのときに思いました。

杉咲:(笑)。

Q:演技を重ねて、印象は変わりましたか?

杉咲:現場では、とにかく岩田さんがたくさん話しかけてくださいました。……怖い話とかをすごくしていたこと、急に今思い出しました!

岩田:(笑)。

杉咲:撮影をしていないときは盛り上がっていたというか、楽しかったんです。怖い話もしましたし、似顔絵を描き合ったり。あと、遊園地では日が暮れるのを待っている間に、岩田さんがずーっとガチャガチャをしていて(笑)。そんなお茶目な一面も、見たりしていました。

岩田:僕はイメージとのギャップという意味だと、大きくはなかったです。お芝居をしているときは、やわらかい雰囲気も、ご自身が持たれている品の良さも相まって、ものすごくハマるけど、真剣な表情になったときの凛とした強さみたいなものもすごく伝わってくる。その振り幅が、素晴らしいなと思っています。

だから、花ちゃんがつぐみじゃないと、自分も樹になれなかった感じもありました。現場も、いい空気感の中で撮影が進んでいったので、雰囲気が画面ににじみ出ているように思います。

Q:現場ではディスカッションが非常に多かったとお聞きしました。具体的に、おふたりの場面はどのように作り上げていかれたんでしょうか?

岩田:本当にたくさん話し合いました。柴山(健次)監督が、段取りから役者にやらせて、それを生かしていたので、「こう動いて、ここでこれをやって」というのが、なかったんです。だから、段取りをやってみて、「これでいいのかな?」とふたりで相談して、都度やっていきました。途中で「やっぱり、さっきのはちょっと違うかな?」とお互いに芽生えると、「監督、ちょっといいですか?」と、監督に来てもらって3人で話し合う、というのが繰り返される現場でした。

杉咲:そうですね。私も、ここまで話し合いをした現場は初めてでした。監督の「こうしてほしい」という思いはもちろんあるのですが、私が相談すると全部聞いてくださいました。だから、本当に頑張って、最大限不安要素を取り除いて、「始めよう」とできる現場でした。

Q:特に苦労された場面はありましたか?

杉咲:雨の中、猫を探しているシーンです。段取りに1時間ぐらいかかりました。

岩田:かかったね!

杉咲:そんなに時間をかけたことが初めてでした。

岩田:そうだよね。大変だったけど、そういう現場だったから「チームで作っている」感覚は、ものすごく味わえました。それも含めて、いい経験でした。

杉咲:私も、そう思います。

Q:反対に、すごくスムーズにいったような箇所もあるんですか?

岩田:基本的には、デートシーンなんかはほぼアドリブなんですよ。だから、NGがないというか。もう、まんま。

杉咲:そうですね(笑)。

岩田:会話もぶっつけ本番で、好き勝手しゃべっていて。デートシーンはサクサク撮っていたな、という思い出がありますね。

杉咲:クランクインした一番最初の日が、美術館でデートをしているシーンで。本当に一番最初のカットで、「アドリブで」と言われて……。

岩田:そうだ(笑)、あった、あった!

杉咲:結構緊張しました。

Q:樹とつぐみで、それぞれご自身に重なるところはありましたか?

岩田:真面目な話になっちゃうんですけど……、仕事に生きているところは、すごく共感できました。樹が、「このチャンス1回きりで、逃したら、もう次はないんだ」と言う台詞があるんです。全部は自分次第で、自分の先が決まっていくんだと思っているようなところは、自分に近しいところもあるので「わかるな」と思っていました。台詞もすんなりと出てきましたね。自分の中の優先順位みたいなものが決まっているところが、似ている気はします。

杉咲:今お話された「仕事に対してストイックなところ」は、とても樹と似ていると思います。岩田さんは本番が始まったとき、ひとつのシーンを撮っているときの集中力が、とにかくすごいんです。例えば、ふたりで観覧車に乗るシーンは、本当に中が狭いんです。だから、スタッフさんも限られた人数しか入れない中で、いろいろなカットを撮らなければいけないので、本当に何周したか、というぐらい観覧車に乗り続けていました。

岩田:そうだったね(笑)。

杉咲:私は集中力が切れてしまうほうなので、「すごく大事なシーンなのに、どうしよう……」と思っていたときに、それでも岩田さんはずっと樹として、ご自身が映っていないときも、本番と同じ熱量で私と向き合ってくださいました。すごく助けていただきました。

岩田:……あれは、でもきつかったですね(笑)。

杉咲:本当ですか(笑)?

岩田:もうやりたくないよね、あれ(笑)。あのシーンは長回しで、一連でワンカット、ワンカットを押さえていく感じだったんです。あと、ひたすらしゃべるんですよね。

杉咲:確かに、そうですね。

岩田:ずーっとしゃべり続ける中で、感情のこれ(上がり下がり)もあるから、あの日が来ることに緊張していたんです。「観覧車のシーン来る……、ついに観覧車、来るね!!」みたいな話もしていて。だから、キュッと集中はしていたかもしれません。

杉咲:本当にすごかったです。

Q:では、杉咲さんがつぐみと似ていたところはありますか?

杉咲:似ている……(悩)。何でしょうかね……。

岩田:すごく真っ直ぐな女性なので、そのピュアな感じは、ぴったりハマっていると僕は思いました。花ちゃんは、現場でスタッフさんに対しての気遣いも本当にきちんとしているし、人として素晴らしい方なんですよね。細かなところまで気づける人間性や、優しさが川奈と通じます。

川奈も、やっぱり樹のためにいろいろ無理をして追い込んじゃうところがある。それが愛なんだけど、その真っ直ぐさみたいなものは、自分が大変な撮影現場のスケジュールの中で、しっかりスタッフさんのケアもしているところと重なります。やっぱりスタッフさんも花ちゃんから声をかけられたら、うれしいわけですよ。

杉咲:いえいえいえ!!そんなことはないです……。

岩田:あとは、最初、「社会人の役だし、こんなに年が離れている役、初めて」と年齢のことをすごく気にされていたんですけど、全然感じなかったし。

杉咲:本当ですか?

岩田:うん。

杉咲:ありがとうございます。良かった……!うれしいです。

岩田:でもね、作品を撮っているときより、今のほうが相当大人っぽくなったと思う。2年経っているから、やっぱね。

杉咲:本当ですか!うれしいです、ありがとうございます!

岩田:女性はこれぐらいの歳、変わるんですね(笑)。今撮ったらまた違うよ、絶対。(取材、文:赤山恭子、写真:飯岡拓也、岩田さんヘアメイク:下川真矢、岩田さんスタイリスト:jumbo(speedwheels)、杉咲さんヘアメイク:ナライユミ、杉咲さんスタイリスト:井伊百合子)

インタビューは後編に続きます。

☆後編はこちら

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