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坂口健太郎&川栄李奈にインタビュー 恋人にドタキャンされても…待っていたい!

映画『人魚の眠る家』に出演する坂口健太郎さん&川栄李奈さん。

人気作家・東野圭吾さんが作家デビュー30周年を記念して発表された『人魚の眠る家』は、瞬く間にベストセラーとなり、『ケイゾク』や『SPEC』シリーズなどで知られる堤幸彦監督が映画化しました。
物語は、播磨薫子(篠原涼子さん)、和昌(西島秀俊さん)夫婦が、愛する娘の瑞穂(稲垣来泉さん)が事故で意識不明の重体になり、究極の決断を迫られるところから始まります。

劇中で、坂口さんは和昌の会社の研究員で、最新技術を娘の治療に活かせるかという相談を受ける星野祐也を、川栄さんは星野と結婚の約束をしている恋人・川嶋真緒を演じました。

先の読めない展開と、自分の価値観を揺るがすような感動作に出演したおふたりに、作品について、お互いの印象について、語り合っていただきました!

Q:おふたりの熱演が印象的でした。どのようなところを大事に演じましたか?

坂口健太郎(以下、坂口):堤監督やプロデューサーさんとは、「星野ってすごく純粋だよね」という話をよくしていました。だからこそ、星野はどんどん盲目的になっていってしまうんです。そこに彼なりの正義は絶対にあるはずだから、悪にはならないようにしたいな、と思って演じました。すごく純粋だけど、もろく、危うい精神を持っている男だったので、表現の微調整には苦労しました。

特に、薫子さんと一緒に、徐々に研究にのめり込んでいくところは難しかったですね。星野の中では正義でやっていたことが、薫子さんから「すごい!星野さん」と、どんどん羨望の眼差しを向けられていく……。星野はそれで、歯車がちょっとずつズレてきたんだな、と思ったんです。

川栄李奈(以下、川栄):私が演じた川嶋真緒は、登場人物の中でも一番、第三者的な視点で播磨家の物語が進んでいくのを見ている人物です。

最初は恋人の星野さんの研究の話を楽しそうに聞いて応援しているけど、徐々にのめり込んで変わっていってしまう星野さんを見て、「え、そんな研究だったの……」という気持ちになっていくんです。

Q:彼のことを思って、真緒が星野の跡をつけたりする行動は理解できましたか?

川栄:ちょっと理解は……できるかもしれないです(笑)。「彼、何やっているんだろう?」って!

坂口:星野もねえ……真緒の実家でごはんを作ってくれたのに……。

川栄:そう、ドタキャンされてね……。真緒は優しいですよね。

坂口:すみません(笑)。真緒さんと一緒のシーンだと、最初は回転寿司屋さんで仲良く仕事の話をしていたのに、最後のほうは一緒にもんじゃ焼きを食べながら、星野は心ここにあらず、と。真緒さんとのデートシーンがあったから、星野の感情をすごく出しやすかったんですよね。

Q:観ている側にも、少しずつ変わっていく関係性がよくわかりました。おふたりのシーンでは、「こうしようか」というお話し合いはしたんですか?

坂口:もう……それは、川栄さんです!

川栄:えっ、何もしていないです(笑)。

坂口:(笑)。クランクインがお寿司屋だったので明るい雰囲気から入れたし、楽しかったです。そのシーンで、堤監督が「星野はめっちゃ食う人だ」って後付け設定をしてくれて。

川栄:確かに、めちゃめちゃ食べていましたよね!

坂口:そう。バクバク食っていたんですけど、うなぎを取っちゃって、すごく大きくて。ふたりのシーンでは、そこが大変でしたね(笑)。

Q:お互いの印象について、資料によると川栄さんは「坂口さんは一度共演させていただいたことがあって、クールな方なのかなと思っていた」とありますね。

川栄:そう!本当に思っていましたよ!

坂口:……まあ、クールですけどね(笑)。

川栄:こういう方じゃないですか?無口でクールかなと思ったから、すごく意外でした(笑)。

Q:坂口さんは川栄さんとは『とと姉ちゃん』での共演以降、今回ご一緒して印象は変わりましたか?

坂口:朝ドラのときは、ほぼほぼしゃべっていないんです。「静かな方なのかな」と思っていたら、すごくキュートで、お茶目な方で。

川栄:……静かなんですけど(笑)。

坂口:(笑)。真緒さんと星野の関係性をすごく作りやすかったです。

Q:星野は仕事を優先して、真緒は我慢強い女性です。おふたりは、どちらに共感できますか?

坂口:どちらかと言うと、僕は真緒さんですね。星野ほどの盲目感というか、熱中することが普段からあまりないんです。どこかで自分のことも俯瞰して見てしまうところがあるから、周りが見えなくなるタイプではないと思うので、真緒さんの気持ちのほうがすごくわかるな、と思いました。

星野の熱中さや盲目感も、僕は途中でストップをかけたくなっちゃうような感じは持っていました。

川栄:私も真緒さんです。私もあまり“ガッ”と(盲目的に)は、ならないかもしれないです。

坂口:(小声で)この前、バラエティ番組に出て知ったんだけど、そのほうがすごくいいらしいよっ!

川栄:へえ~、やったあ(笑)!

坂口:瞬間的にバッと熱中する以外は、力を抜いている人のほうがいいんだって!

Q:とはいえ、役に通じるところもあると思います?

坂口:どうだろうな!? うーん……。お芝居をしていて、星野はすごいなと思いました。

自分だったらそこまでのことはできないだろうし、旦那さんの和昌さんに対しても「彼女さんたちに必要なのは私です」と言うのって……すごいじゃないですか。新しい発見をずっとしながら、星野を演じていた感覚でした。

川栄:真緒は星野にドタキャンもされて、デートに行っても心ここにあらずだし、哀しいじゃないですか。それでも好きだから「待っている」のは、女性はそういう感じじゃないかな、と思います。

Q:川栄さんも真緒のように言わないで待っているタイプですか?

川栄:言います!けど、待っている気持ちはわかります(笑)。

坂口:なるほどね……(笑)。(取材・文:赤山恭子、写真:関竜太)

インタビューは後編に続きます。

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赤山恭子
エンタメライター
エンタメ雑誌編集部、映画のディストリビューターを経て、現在は主に映画&テレビ関係のインタビューや取材を担当。基本おもしろ好きなので、いろいろなところに首を突っ込んでは、ワクワクした毎日を過ごす。
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