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準備できてる?正しい「お正月」の迎え方【シンデレラマナー#32】

私たち日本人は、季節の流れとともに一年を過ごしています。昔からある年中行事やしきたりは、健康に過ごしていくための“暮らしの知恵”でもあります。

時代は変わっても暮らしの中の行事を大切にする心を忘れたくないものですね。

前回は、日本料理の基本マナーについてお届けしました。

今回は、マナー講師である筆者がお正月の迎え方についてご紹介します。

 

■正月飾り

門松は、神様が訪れるときの目印であり、お迎えするためのお飾りです。12月26日~28日までの間に立てます。29日は、『二重苦』に通じ、31日は、『一夜飾り』といわれ神様に失礼とされています。

玄関や床の間に飾られるしめ飾りは、注連縄に縁起物の飾りをつけたもの。注連縄は神社などがが神域であることを表し、外の世界と区切って不潔な物の侵入を防ぎます。

鏡餅は歳神様へのお供え物です。昔は鏡といえば神の宿るところで、神そのものと考えられていました。丸いもちは、その鏡に似せて作られたもの。

お正月にもちを食べるのは、この鏡もちを一年の幸福を祈って家族で食べたのが始まりといわれています。

 

■おせち料理の「おせち」とは?

お正月と言えば“おせち”。昔は、お正月やひな祭り、端午の節句などの五節句に神様へのお供え物をし、神事の後で神様と一緒にいただくという風習がありました。これらのごちそうをまとめて「おせち」と呼んでいます。

 

■おせち料理の中身と意味

地方によって詰め方や料理の種類など異なりますが、縁起のよい食材を用い、四季をあらわすよう一から与の重(「四」は忌み数字のため使わない)までの四段重ねが正式ですが最近では、三段が主流になっています。

おせち料理には、五穀豊穣、健康、子孫繁栄を祈願した料理で、素材のひとつひとつに意味があります。

たとえば、数の子は、一腹の卵が五万とも十万ともいわれ子孫繁栄を、黒豆は勤勉で「まめまめ」しく働けること(健康)を、昆布は、「よろこんぶ」に通じる縁起物というように、幸福を願う思いが込められています。

 

■お屠蘇

元日から三が日の間に飲む薬酒のことです。元日にこれを飲めば、一年の邪気を払い、寿命を延ばすことができるという中国の伝説に基づき、不老長寿を祈る新年の祝い酒として出されます。「屠」は鬼気、悪魔を「屠(ほふ)る」「蘇」は、「人魂を蘇らせる」という意味があります。

 

いかがでしたか?

お正月を迎える準備には、一年の無事と平安を祈る昔の人の心が礼儀に込められています。大切にこれからも受け継いでいきたいものですね。

【画像】

※  Ekaterina Markelova/shutterstock

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桜美月
マナー講師・イメージアッププロデューサー。愛媛県松山市出身の元ミス松山。イメージコンサルタント、ビジネスマナーインストラクター資格取得後独立し、個人向け・企業向けに立ち居振る舞い・ビジネスマナー研修講師となる。研修を受けた人数は4900人。
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