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「愛がなんだ」で注目・若葉竜也の素顔「一緒にごはんを食べるって、いいですよね」

作品に出演するたびに、いろいろな顔を見せてくれる注目俳優の若葉竜也さん。

若葉さんが出演する最新作『愛がなんだ』は、28歳のOLテルコ(岸井ゆきのさん)が、一目惚れしたマモル(成田凌さん)に都合のいい女扱いを受けながらも、一途に追いかける姿を描いた映画です。

本作にて、若葉さんは主人公テルコの親友・葉子(深川麻衣さん)に想いを寄せながら、友達以上、恋人未満の関係を続ける、プロカメラマン志望のナカハラを演じました。

NOSHでは、若葉さんに単独インタビューを実施、作品や人物についての想いを尋ね、魅惑の素顔を探ってみました!

Q:若葉さんは、作品のたびにまったく違う顔を見せる俳優さんですよね。よく言われますか?

若葉竜也(以下、若葉):そうですね、言われますね(笑)。

Q:2018年においては、『パンク侍、斬られて候』のオサムが一番インパクトが強かったです。

若葉:今振り返っても、何を撮っているのか、自分でもよくわからなかったです(笑)。毎日イベントのような撮影だったんです。なかなかハードでしたけど。

Q:そういった意味では、『愛がなんだ』で演じたナカハラは地に足ついたというか、等身大のイメージでした。

若葉:そうですね。もともと別の作品の撮影をしているときに、マネージャーさんに「こういう話があるんだけど」と言われて「監督、誰ですか?」と聞いたら今泉さんだったので、「ああ、今泉さんならやりたい!」というお話をして台本をいただきました。

今泉さんの作品は何本か拝見していて、「一緒にやれたらいいなあ」と思っていた監督さんだったんです。

Q:今泉監督と、役についてのお話はかなりしたんですか?

若葉:台本を読んだ上での共通認識がそんなにズレていなかったので、「ナカハラってこうだよね」みたいな話を、現場ではじっくりしなかったです。演出も際立って何かを、ということもなく、今泉さんがやりたいこともすごくわかったし、僕がやりたいことも今泉さんが「それだったらこうしたほうが観ていて伝わるかな」という感じで、微調整のレベルでした。

Q:若葉さんは、ナカハラの特徴をどう出していこうと考えたんですか?

若葉:たぶん普遍的な人間というか、観客が一番共感しやすい人物だろうな、と思っていました。なので、一番生っぽくやりたい思いはあったんです。パーンと怒って、パーンと悲しんで、単色で「こんなやつです」みたいなことはやりたくなくて、グラデーションのように、ナカハラが自分の弱さやイタさ、そういう感情を隠せば隠すほど、より浮き彫りになる、というふうにしたかった。

Q:グラデーションの感覚、すごく出ていましたよね。

若葉:そう思っていただけたら、よかったです……!

基本的にナカハラは弱い人間という感覚があったんです。芯が一本ある人間ではないというか。等身大で「こう思っているからこうなんだよね」と言える人って、強いじゃないですか。ナカハラは違って、少し背伸びをしないと、きっといろいろなことがうまくいかない人なんだろうな、という思いはありました。

Q:弱さもありながら、柳のような強さもある人物に感じました。

若葉:きっと「切実」だったんでしょうね。すごく切実なものを抱えていて、それはナカハラにとっての(仕事である)写真では表現できないレベルの話で。ナカハラが弱いから一生懸命何かを伝えようとする、人とつながろうとする、みたいな気持ちは表現できたらいいなとやっていました。

Q:現場では主演の岸井ゆきのさんや、共演の成田凌さんとどんなコミュニケーションを取りましたか?

若葉:実は、そんなにコミュニケーションを取っていないんです。僕の撮影シーンはぎゅっとまとめてあったので、日数もそんなに多くなくて。成田くんとはほとんどしゃべっていなくて、岸井さんとも…「今日、撮影早く終わるけど、どうするの?」みたいな世間話でした(笑)。

反対に、一番コミュニケーションを取りたいと思ったのは(恋をする相手役の)深川(麻衣)さんだったんです。実は2日間くらいしか撮影がかぶらず、意外にすれ違いの現場で(笑)。少ないシーンで葉子との関係を見せないといけなかったので、一番画像を見ましたね。

Q:深川さんの画像を検索したと(笑)?

若葉:はい、深川さんの画像を(笑)。本当に昔から知り合いのように思わなきゃ、と思って……。

Q:よく取る手法なんですか?

若葉:いや……ナカハラと葉子の距離感を掴むために大事だったので、やりました。深川麻衣さんの人物像で、(世の中に)出ているものなんて本当に数パーセントの話でしょうけど……。

Q:お芝居をしての面白さは、特にどこかの場面で感じたりもしましたか?

若葉:テルコとふたりでラーメンを食べているシーンですかね。ナカハラの羞恥心が働く部分では、ラーメンをいっぱい食べようと思っていたんです。食べれば食べるほど、テルコに全部見られているような気分になってきて。

人が口を開けて食べるのって、行動として一番無防備な状態じゃないですか。羞恥心を隠そうとしてやっているのに、食べれば食べるほど、どんどん自分が見透かされている気分になっていったんですよね。「きっとナカハラもこんな感じだろうな」という思いはあって、全部剥がれていっちゃうというか。

……それにしても、カメラの前でごはんを食べるのって恥ずかしいんですよ。すごく照れます……。

Q:慣れないものですか?

若葉:そうですね。全部今までの生きてき方みたいなものを見られているようで。「食べる」って欲望としての根源だし、生命活動のひとつじゃないですか。一番シンプルで、人が生きようとしている姿というか。「一緒にごはんを食べると仲良くなる」ってそういうことなのかなと思うんです。お互いに自分の恥ずかしいとする部分を見せて、その時間を共有する。何かを食べながらって、いいですよね。

Q:手前みそなんですが、NOSHでは、俳優さんにものをひたすら食べてもらうのを活写する「もぐもぐ男子」という企画をやっておりまして、非常に人気なんです。

若葉:え!そうなんですか!へえ~(笑)。変な表現になったらあれですけど、セクシャリティを感じる行為に近いからかなあ?面白いですね!僕、大食い番組とかも見ちゃうんですよねえ。人間の本能的な部分で観てしまう気がするからですかね。(取材、文:赤山恭子、写真:鈴木久美子、スタイリスト:Toshio Takeda (MILD)、ヘアメイク:FUJIU JIMI)

インタビューは後編に続きます。

『愛がなんだ』は4月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーです!

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