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山田裕貴が過ごした、かけがえのない2017年「自分を試したくて、俳優をやっている」

NOSHがお届けしている映画『デメキン』のリレーインタビュー企画第2弾!

福岡最大勢力の暴走族総長・佐田正樹(健太郎さん)の、小学校からの親友・厚成を演じた山田裕貴さんに直撃。

前編に引き続き、後編では『デメキン』エピソードに加えて、山田さんの「俳優」という仕事への向き合い方についてまで、熱く、熱く語っていただきました!

☆前編はこちら


出典:NOSH

Q:山田さん、ひいては健太郎さんも平成生まれなのに、『デメキン』の昭和の男のニオイがものすごくハマっています。ご自分ではなぜだと分析されます?

山田裕貴(以下、山田):たぶん、僕がそういう人間だからじゃないですかね。偏見かもしれないですけれど、今の子たちって、なんかみんなで「ワー!!」みたいな感じじゃないですか(笑)?

Q:今の子たち(笑)。山田さんも十分「今の子」では?

山田:いや!俺、クラブ、とか、そういうの大っ嫌いなんで(笑)。ノリが分かんないっていうか。それよりも、仲間と熱いことを語っているほうが好きだからな。もちろん、今の若い子たちも、そういうことはあるとは思いますけど。


出典:NOSH

Q:派手さに目を奪われるというよりも、じっくりとコミュニケーションを取りたいというか。

山田:そうですね。自分の大切にしているものを、どれだけ大事にできるかのほうが大事。だから、自分の信念や覚悟のほうが大事、みたいな。周りに影響されることよりも、流行りよりも。そう、だから僕、ファッションやトレンドとかも全く分かんないし(笑)、もともと気にしたことがなかったんで。お笑いとかは、ものすごく好きですよ!そういう流行りとかは早いかもしれないですけれど。

あのー……。これ、ちょっと違うかもしれないんですけれど、僕『君の名は。』がめっちゃ流行った時期に、絶対観なかったんです。なぜかって、みんなが観ているから面白くなくて。まぁ、結果……観たんですけれど(笑)。

Q:観た(笑)。

山田:流行りが終わったときに、こそっと観て、めっちゃ泣いた、みたいな(笑)。僕は自分の流儀みたいなものを大切にしたいんでしょうね。だから、「カッコよく売れたい」、「モテたくて売れたい」、「金持ちになりたい」とかじゃなくて、自分を試したくて、この仕事をやっているんです。

俳優の仕事って心のお仕事だから、センスとかの差がフェアじゃないですか。人間の心のセンスは測れないでしょう。だから、今まで僕が生きてきて、自分を試せる唯一の場所だから、やっている。もちろん多くの人に観てもらいたいし、うーん……人気者になれれば嬉しいですけれど。そういうことよりも、本当に響かせられるかっていうことだけでやっているので。色目を使わないっていうか。


出典:NOSH

Q:使わない。自分を持っていて、自分の心に従う強さは、すごく役にも通じるところがありますね。俳優さんのお仕事って、今入られている役がすぐに表に出るわけじゃないじゃないですか。

山田:うん、そうですね。

Q:『デメキン』にしても、今年公開された様々な作品も、1年以上前に撮る。ようやく観客に観てもらえる段階で、より知ってもらえたりすることは、自分の指標やバロメーターになったりするんですか?

山田:すごく冷静に考えて、ここから先、作品の本数を重ねたとすれば、「あ、観たことある」という俳優にはなっていると思うんです。でも、「これが山田裕貴くんだよね」となるまでは、もうちょっとだと思っていて。

だから本当に次のステージに上がるためには…‥、「カメレオン俳優」と呼ばれるのはいいんですけれど、「カメレオン」のままじゃダメなんですよね。「あの役の人」、「あの役の人」とは、よく言っていただけるんですけれど、「それ、山田裕貴だよ」と言う人は少ない。だから、そう言ってもらえる人が増えてほしいし、ある程度、今年で本数とかに関しては、もう(出ない)。


出典:NOSH

Q:『デメキン』の厚成もさることながら、今年の作品群で言えば『あゝ、荒野』では既存のファンの方以外、いわゆる映画ファンに厚い支持を受けたようにも思います。例えば、ああした作品や裕二のような役が増えていく可能性もありますか?

山田:そうですね。やっぱり俳優を始めた当時は、歌やダンスのお仕事が多く、役者の現場で「山田くんってアイドルなの?」と言われたことがあって、すっごく悔しかった思い出があります。そういうのが本当に嫌で嫌で仕方なくて、どうにか俳優としての見方を変えていけないかなって思っていて。そういった中で、『あゝ、荒野』は、たぶん僕の「役者としての見方を変えてくれる作品になるかもしれない」と思ったから、全力で取りにいきました。

何なら『デメキン』も、そういうふうに見えがちですけれど、新たな人たちと共演しているので、僕は新しく知ってもらえるんですよね。健太郎とは、僕、相まみえると思っていなかったし。「あー、これは良かったな!」って思えるし。そういう、めぐり合わせてくれた作品でもありましたね。

(c)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじめ(c)2017 映画「デメキン」製作委員会
出典: NOSH(ナッシュ)

Q:2017年を締めくくるのに、非常にいい作品ですね。

山田:いやぁ、本当に!ありがたいです。『デメキン』を撮っているとき、『ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~』と『HiGH&LOW』シリーズもやっていたんですね。

Q:本当に過密なスケジュールですね。

山田:でも、やっぱり、うーん……。本当に好きなんだなって思うのが、どの現場もマジ命がけでやれるっていうのが(笑)。「俺、ホント性格悪くなくて良かった」って思うんですけれど。

Q:性格が悪いと、どうなるんですか?

山田:いや、どっかで手を抜きそうじゃないですか?でも絶対にそれが嫌なんで、僕は。これだけ入り込めた『デメキン』という作品は、「あぁ、僕ってこんなに熱くなれるんだ」と思い出させてくれる作品になりましたね。若い頃の仲間や恋人に対してここまで熱く考えたことがあるかって、厚成を通して感じたことがすごくいっぱいありました。ましてや健太郎や、ほかの仲間と出会えたことも、この先また共演する楽しみにもなりましたし。

(c)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじめ(c)2017 映画「デメキン」製作委員会
出典: NOSH(ナッシュ)

Q:かけがえのない2017年でしたね。

山田:1年を振り返ると、新しい人と共演したのが一番デカかったです。綾野剛さん、(佐藤)健さん(※『亜人』で共演)もそうだし。新しいところに飛び込んでいった分、また新しい悔しさみたいなものも毎日、毎日ありました。「あー、まだ知られていないなあ」とかも思ったりして。

この間、たまたまスタッフさんが今年やった全台本を並べてくれていたので、SNSで写真を撮り載せて「どれを観てくれたかな~?」と言ってみたんです。大半の人が、そんなに観ていないんですよ。

Q:全部は、ということですね。

山田:はい。だから、まだ足りないんです、僕の魅力が。だから、僕を好きになってもらわないと、たぶん観てもらえないし。「山田裕貴が出ているから観よう」という俳優にはなれていないんで、それを来年どこまで引っ張っていけるかが、僕の今の一番の悩みです。これだけ、たぶん(作品を)やっているんで「すごいですね」と言われる時期だと思うんですけれど、僕の中では全然、悔しいことばかりなんですよ。(取材・文:赤山恭子、写真:南方篤)


出典:NOSH

映画『デメキン』は12月2日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショーです!

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